EDかなと思ったら、まずはセルフチェック

危険な因子

 

 

ちなみに前項で紹介したセルフチェックは確定診断を行うものではありません。もともと勃起機能低下は、年齢を問わず、多くの男性に見られる症状でもあり、しばしば生活習慣病と共に現れることがあります。いずれにしても、気になる症状があるなら、医師に相談してみる事をお勧めします。

 

もちろんEDは男性にとっての大きな悩みのひとつであることは間違いありませんから、その原因を調べて、しっかりとした治療を行わなければなりません。

 

危険因子として多いのは、高血圧、動脈硬化、そして男性更年期障害(ホルモン異常)だと考えられています。他にもいわゆる慢性疾患ということで、糖尿病、末梢血管障害、多発性硬化症、腎機能障害、鬱病などが原因になる場合もあります。タバコの影響も若干あるようです。

 

アルコールは短期的な影響もさることながら、長期的にみても勃起に悪影響を与える可能性があります。結局は生活習慣病(成人病)が危険因子なのです。

 

行動で言うと自転車運転が危険で、それは会陰部の血管や神経を長時間圧迫するからです。以前は、前立腺肥大に伴う除去手術でEDになりやすいとされていたのですが、最近では手術レベルの向上で減少しています。内視鏡による「経尿道的前立腺切除術」でのEDの発症率は10%未満とされています。

 

心因性のEDにおける危険因子は精神的なストレスが一番ですが、他にも性に対する偏った教育環境や、性行為に対する自信喪失なども挙げられます。これには新婚初夜での性行失敗から「新婚勃起障害」となることも含まれます。