EDかなと思ったら、まずはセルフチェック

診断と治療

 

 

心因性のEDの治療で一番重要となるのは、やはりカップルの理解ということになります。前項で挙げた「新婚勃起障害」などはまさにその典型です。医師に診断してもらうのもいいですが、その前にカップルでの相談や対策を行った方がいいでしょう。その上で医師の診察も受けるようにしてください。

 

医療機関によってEDの治療、診察方法は異なります。ただ、一般的にはまず簡単な問診票を記入し、心臓などの異常もないと確認されれば、内服ED治療薬でのED治療が開始されることになります。内服ED治療薬は、現在、3種類ほど発売されていて、患者の選択肢も広がっています。

 

しかし、ED治療薬が服用できない状態と判断されたり、薬の有効性が認められない場合は、陰茎への注射、補助器具による治療もなされます。

 

医師の問診には国際勃起機能スコアが使用されます。また、睡眠中に性衝動ではない自然勃起(夜間睡眠時勃起現象)を測定することもありますが、これはEDが心因性なのか、器質性なのかを判断するのに有効となっています。

 

投薬治療では、一時的に勃起を維持させる薬品があり、これらは全て厚生労働省に承認された処方薬です。心因性については、症状に応じて薬剤が使用されます。

 

いずれにしても、ED治療薬を使用するにあたっては、自分が服用できるかどうか必ず医師に確認してもらいましょう。例えば、心臓の病気で硝酸剤(ニトログリセリン)を使用している人、排尿障害や血圧の薬などを使用している人はED治療薬を服用できません。医師に相談するのが恥ずかしので、自分の判断で服用したりしてはいけません。